異文化感受性アセスメント(IDI)とは?

個人やチーム、もしくは組織が、異文化感受性の発達プロセス過程において、現在どこにいるのか。発達の現在地点を示してくれるのが、異文化感受性アセスメント(IDI)です。IDIを受けることで、自分自身が「私はこの辺りまで発達しているだろう」と考える「自己認識の現在地点(PO)」と、それに対して「実際の発達段階は今ここですよ」という「実践上の現在地点(DO)」とを知ることができます。このPODOとの間にあるギャップ(OG)こそが、さらなる成長への可能性であり、学習・自己開発へのカギとなります。


ダイバーシティ(多様性)とは?

異文化感受性開発におけるダイバーシティ(多様性)を理解する上では、以下の3つの種類のダイバーシティを理解することが大切です。

  • グローバル・ダイバーシティ 伝統的な地域文化や国文化の多様性に加え、近年のモビリティ(ビジネスや教育などのために人が移動すること)やテクノロジーの発達により、地球レベルでの価値観や生き方の交わり合いが進んでいる。地球社会の多様性を指します。

 

  • ローカル・ダイバーシティ 各国内や地域のコミュニティを構成する人々の文化的傾向を、国籍、性別、言語、年齢、そのほか様々な視点から多角的に捉えることにより顕在化するコミュニティの多様性を指します。

 

  • パーソナル・ダイバーシティ 日本人同士でも同じ人はひとりもいない、ひとりひとりがユニークな存在である、という考え方に基づき、自分を自分たらしめる様々な要素を認知し受容することで顕在化する、自分自身の「内なる多様性」を指します。